正社員なのに派遣先で働く特定派遣について1

こんにちは!
暑さ寒さも彼岸まで!
人材コーディネーターのヒロです!!

今日は特定派遣について書きます。
その前に特定派遣とは何でしょうか?

特定派遣とは『派遣会社』の『正社員』または『契約社員』になって、派遣されることです。
身分は正社員でも、派遣先では当然『派遣社員』として扱われます。
俗に名ばかり正社員と言われたりしますね。

私のように人材サービス関係の商売をやっていると分かるのですが、この『特定派遣』というのは非常に厄介です。
特にここ最近では、『特定派遣はもうヤダ!』と言って人材コーディネーターを訪ねる方が多いです。
そして彼らは口々に同じことを言います。

1.給料が安い
2.派遣先が無くなると不安
3.派遣先が変わると最初からやり直しになる
4.派遣先の社員と待遇がぜんぜん違う


私が最も重視しているのは、3.と4.の理由です。
当ブログは、『安心して長く働ける企業に転職する』というコンセプトで書いています。

派遣先が変わり、新しい環境とやり方を最初から覚えるのは大変です。
もし適応できなければ、『使えない派遣』の烙印を押されてしまうでしょう。

また、基本的に所属している派遣会社に、いわゆるピンはねをされるので、派遣先の正社員の待遇よりは低くなります。
さらに時間単価の上限はある程度決まっていますので、大きく昇給することは低いです。
5年後、10年後には年収で100万円以上の差が生じることも珍しくありません。


今回は、特定派遣で一番問題となる賃金について書きます。
なぜ特定派遣は正社員なのに低賃金の場合が多いのか?
派遣先の企業は時間ナンボで派遣会社にお金を支払います。

派遣SEの場合は時間単価3000円から4000円が大半です。
まれに上級のSEになると時間単価5000円などもありますが、こういう人は転職先には困らないので、ここでは問題にしません。
例えば、時間単価3500円の場合年間で3500円x8時間x20日x12ヶ月で672万円です。
当然ここからピンはねされます。
どのくらいピンはねするかは企業によりますが、だいたい35%くらいが相場でしょうか。
672万円から35%を引かれると、435万8千円です。
さらにここから社会保険などが引かれるので、年収400万円はありません。

残業なしで年収400万円以上ならば、それは良心的な派遣会社だと思います。

入社2年目3年目で年収400万円なら全然問題無いですが、本当の問題はここからです。
よく呼んで頂きたいです。

特定派遣は、結局、派遣先からもらえる時間単価で給料が決まります。
毎年時間単価が上がれば、そのまま昇給できるかもしれませんが、普通は毎年時間単価が上がることはまずありえません。
何故なら、派遣先の企業には予算があるからです。
時間単価が上がり続ければ、とうぜん予算内に収まらずに派遣契約の更新は難しくなるでしょう。


「いやいや、彼はずっと御社で働いて仕事について理解してるはずです。
 時間200円上げてくださいよ」

『そうなると予算に収まらない可能性が出るんですよ。
 予算に収まるように、新しい人でいいので時間単価の安い人をお願いできませんか?』

「(やばい!)
 そ、そうですかぁ、じゃ、時間単価はそのままでいいので、契約更新をお願いします」


上記のような会話は、よくあります。
時間単価を上げることは容易ではありません。
結局、立場は派遣先の企業の方が圧倒的に強いです。

特定派遣の一番の問題はそこなんですね。
正社員と言いながら、一般的な正社員よりは昇給率が全然悪い。
自分は年収400万円以下なのに、同じフロアで働いてる派遣先の正社員はどんどん昇給している。
普通の人なら、『ふざけるな!やってられるか!』と思うでしょう。


しかし、特定派遣のメリットも有ります。
派遣先で専門的な仕事をしたり、スキルを得た場合は転職が簡単な場合があります。

事実、年収390万円の特定派遣の人が、スキルが認められて年収580万円で転職した例があります。
その人は、『俺はなんて安く叩かれていたんだ!』と驚愕していました。

正社員だからと言って、特定派遣のままでいると、とんでもない金額を失ってしまう可能性があります。
そのためには、自分がどういう仕事ができて、どういうスキルを持っているか、そしてその市場価値がどのくらいかをしっかりと把握してください。



現在は、無料で『転職力診断テスト』で簡単に自分の市場価値を計測できます。
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『転職力診断テスト』は下記より出来ます。
所要時間は10分~20分くらいでしょうか。
無料だし気軽にやってみましょう。

何が何でも正社員になろうというのは間違い その2

こんにちは。
人材コーディネーターのヒロです。
さて今回も前回と同じように、『正社員に固執しすぎるのはヤバイ』という内容ですが、今回は『正社員になる方法は1つではない』ということを書いていきたいと思います。
つまり、面接→採用(正社員)というパターン以外の方法です。
具体的には、契約社員で働くということです。

『俺は正社員になろうとしてるのに、何で契約社員の話しをするんだ!このハゲ!』

と、憤る方もいらっしゃいます。
まぁまぁ、落ち着いて下さい。
私はハゲではありません。
家系的にはハゲのサラブレッドですが。


当方からいくつか企業を紹介して残念ながら全て不採用となった場合、その不採用の理由が『スキルまたは経験不足』によるものであるならば、契約社員として働くことを提案することがあります。

・数社から『スキルまたは経験不足』として断られたのならば、同業他社においても同じ理由で不採用となる可能性がある。
・『スキルまたは経験不足』であるならば、契約社員として働きスキルと経験を身に付けることができる。
・その上で、正社員として雇用するかどうかを改めて判断してもらう。

以上のような理由から『スキルと経験』を身に付けるために契約社員として働くことは決して無駄ではありません。


『それって、紹介予定派遣のことじゃん!』と思った方もおられるでしょう。
確かに正社員登用が前提なので、紹介予定派遣と思われるのも当然です。
しかし、紹介予定派遣制度を取り入れていない企業は多くありますので…ゴニョゴニョ…。


さて、今日の言いたいことを早速書いてしまうと、
『いきなり正社員としてじゃなくて、契約社員から正社員になる方法もありますよ!何が何でも正社員と焦らずに、契約社員から正社員を狙いましょう!』
ということです。

また、当方が紹介する企業は基本的には信用のある企業です。
『信用のある企業』とは何か?


『一定のスキルや経験を積めばちゃんと正社員として雇用してくれるし、契約社員から正社員への登用実績がある企業』

『一定のスキルや経験を積めばちゃんと正社員として雇用してくれるし、契約社員から正社員への登用実績がある企業』


皆さんの一生に影響を与えかねないような重要な事ですので2回書きました。


契約社員から正社員になるために一番大切なのはその会社に契約社員→正社員という実績があるかどうかです。
では実績の無い企業とはどういう企業でしょうか。
ここから書くことは実績の無い企業の実話です。
一切の誇張や脚色はしておりません。


ある企業が大々的に正社員の募集をしました。
条件は決して悪くありません。
当然、応募者が殺到します。
数十人が最終面接に残ります。
最終面接を終えた翌日、人事部長は結果を伝えるために最終面接を受けた応募者を1人ずつ会社に呼びます。

『残念ながら正社員としては不採用です』

ガックリと肩を落とす応募者。
しかし、やり手の人事部長はハゲ頭を輝かせてこう言います。

『しかし私は貴方を高く評価しています。
 どうでしょうか?正社員として雇用することを前提に契約社員として働きませんか?
 1年か2年ほどして正社員の登用試験を受けてみませんか?』

こう言われると7割以上の応募者はその場で契約社員として働くことを承諾するそうです。
そして『正社員になるんだから正社員の仕事をしてくれなきゃ困る』と言われ、正社員と同様の仕事を任せられます。

もうお分かりですよね?
この企業は最初から正社員にするつもりなど毛頭無いのです。
正社員の半分くらいの人件費で、正社員と同じだけ働かせることが目的だったのです。
社員登用試験なるものは社則には記載されていましたが、実施されたことは1度もありませんでした。


こうした企業は実在し、その数は決して少なく無いとだ言っておきます。
正社員を餌にコキ使うという企業側の作戦がある以上、契約社員から正社員を狙うということにはリスクがあることをご承知ください。
特に求人情報には正社員と書いてあるのに、契約社員としての採用を打診された場合は、十分な注意が必要です。

ではそのリスクを下げる為にはどうしたらよいか?
それは我々のような人材コーディネーターを利用することです。
ある程度大手の企業ならば、このリスクを減らすことはできます。

『そんなこと言ったって、大手の人材コーディネーターだって怪しいだろ!
 2chにもそう書いあるし!』


はい、その通りです。
返す言葉もございません。
いい加減で自分の成績しか考えていない人材コーディネーターは少なからずおります。

しかし、実績のある企業の情報を豊富に持っているのは人材コーディネーターです。
正社員登用を前提として契約社員になる場合、自分1人で決断するよりも人材コーディネーターを利用したほうがリスクは低いと思います。

何が何でも正社員になろうというのは間違い その1

こんにちは。
人材コーディネーターのヒロです。

さて、本日のタイトルは『何が何でも正社員になろうというのは間違い』という、いきなりこのブログの主旨を否定するようなものとなってしまいました。

その人の適正に合った企業を紹介するのが私の仕事ですが、『俺の適正なんてどうでもいい!給料が高い企業の正社員なら何でもいいから紹介してくれ!』と言われる方が少なくありません。

正直に言いますと、何でも良いなら今すぐにでも正社員として働ける企業はあります。
ただし、3日でトンズラしてしまうような企業です。
そう再三忠告をしても10人に1人くらいはこう言います。

『俺はそこいらの根性無しとは違う!そこの企業に就職する!!』

そこまで言うならと紹介するのですが、今まで3日以上勤めた人は1人もいませんでした。

大体、入社して次の日の午前中にそこの企業から電話が掛かってきます。
お叱りの電話ではありません。

『1日で逃げちゃったけど、これに懲りずにまた次の人を紹介してくれ』

という営業に近いお電話です。
これは非常に極端な例ですが、こういった企業が存在することは紛れもない事実です。


なかなか就職・転職ができないで悩んでいる方は多いですが、妥協はしても焦りは禁物です。
間違っても『正社員なら何でも良い』とは思わないでください。


え?この企業はどこかって?
そればかりはご容赦を…。
ただ、営業系の職種とだけ申し上げておきます。