未経験からIT業界に転職する場合の注意点

こんにちは!
日曜日に昼寝をしていたら熱中症になりかけた人材コーディネーターのヒロです!
日当たりの良い部屋も考え物ですね。


さて、今日はIT業界への転職について書きます!
本当ならこの記事はもっと早く書きたかったのですが、私自身がIT業界に詳しくなかったため調査に時間がかかってしまいました。

IT業界と言うと、どんなイメージをお持ちでしょうか?
デスマーチで寿命が縮む、パソコンをカタカタ鳴らしてる、アニメ好き、休日はずっとインターネット…というマイナスイメージをお持ちかもしれません。
しかし、転職と言う観点からIT業界を見たとき、その評価は決して悪いものではありません。
・正社員の求人が豊富
・技術が身に付く
・現在ではITを必要としない業界は無い
・未経験でも正社員になりやすい
・IT業界の経験者は転職の時に優遇される
と、転職者にとってはメリットが多くあります。

しかし!
当然、メリットの裏にはデメリットがあります。
それは『特定労働者派遣と言う名ばかり正社員が多い』ということです。

ここで勘違いして欲しくないのは、『特定労働者派遣=名ばかり正社員』と言っているのではありません。
あくまで、『他の業種と比べて多い』ということです。


まず、『特定労働者派遣』について軽く説明します。
一般には『特定派遣』と呼ばれることもあります。
企業は正社員として採用して、客先に派遣されて仕事します。
客先との契約が切れた場合でも、派遣元企業の正社員なので給料はちゃんと支給されます。
(多くの場合は、新しい客先に派遣されて仕事をすることになると思いますが)
派遣元の正社員であるので、雇用は安定してます。


正社員になりやすいし、技術を身に付ければ最強じゃん!
と、思った人は要注意です。
では本音を書きます。


ケース1
『正社員雇用』という名目で派遣要員を集めます。
もちろん、実際に正社員雇用なので嘘ではありません。
数週間~2ヶ月ほど社内教育(実戦では役に立ちそうに無いテキストを読むだけ)をして、客先に派遣します。
あとは客先にいる同じ会社の先輩に教育をしてもらいます。
ここでちゃんと教育してもらえれば良いのですが、忙しいプロジェクトに放り込まれたら後輩を教育している暇などありません。


ケース2
同じように『正社員雇用』で派遣要員を集めます。
派遣先はシステム開発などではなく、システムの運用サポートなど高いスキルを必要としない仕事です。
『運用サポート』と書けば聞こえはいいですが、やることは雑用やらシステムの使い方を教えるだけです。
仕事も難しくないし、環境も良いので数年在籍します。


ケース1と2を解説します。
ケース1に付いては説明不要ですね。
『とりあえず派遣して金を稼いでこいや。
 お前が仕事できなくても先輩が2人分頑張ればいいだけだ』
と、言うわけです。
貧困国家の外貨稼ぎ要員といったところでしょうか。


ケース2の場合はどうでしょうか?
高いスキルが要求されないので未経験者でも出来そうですね。
環境も良いので数年在籍できる。
まさに良い事尽くめ…と、思った人は注意してください。

派遣元:A社
派遣先:B社
太郎さん:A社の正社員で、B社に派遣される
仕事内容:B社の在庫管理システムの運用サポート

例えば、↑のように太郎さんがB社に派遣されます。
仕事内容はB社が使っている在庫管理システムの運用サポートです。
5年後、太郎さんは在庫管理システムのことを社内で一番詳しい人になります。
B社は太郎さんとの派遣契約を切りたくありません。
A社はそのことを察して太郎さんの派遣単価の値上げを要求し、B社は承諾します。
しかしA社は太郎さんの給料をちゃんと上げるでしょうか?
現実には給料は据え置きが微増です。
何故なら太郎さんのスキルは『B社の在庫管理システムの運用サポート』だけだからです。
太郎さんはB社でしか通用しない人間になってしまったのです。
5年も経てば太郎さんも若手ではないでしょう。
太郎さんが今から転職しても、今以上の給料はもらえないこと事をA社は知っているからです。
『在庫管理システムは社内で一番詳しい』にも関わらず、『給料は社内で一番安い』ということになりかねません。
そしてシステムの寿命は意外と短いです。
WindowsXPが終了したように、今使っている在庫管理システムが一新する時に単価の高い太郎さんとの契約を更新するでしょうか?
私がB社の人間だったら、非情ではありますが、単価の高い太郎さんを切って単価の安い新しい人を在庫管理システムの運用サポート要員として契約します。


私が言いたいことは、特にIT業界において『正社員』であっても『派遣労働者』になり得るとうことです。


本日はここまで…と言いたいところですが、まだ続きます。
これは現在の転職におけるIT業界最大の闇と言っても過言ではないと思います。


最初に特定労働者派遣は、派遣元の『正社員』なので『雇用は安定している』と書きました。
しかし、実は『特定労働者派遣』は『正社員』とは限らないのです。
『契約社員』であっても、『特定労働者派遣』に該当します。
(ちょっとだけ条件はありますが、全然緩い条件なので割愛します)

これこそがIT業界へ転職するときの最大の注意点なのです。

まず、『正社員募集・昇給あり・賞与あり』で人を集めて面接をします。
そこで調子良くこう言います。

『ウチは未経験者でもウエルカムだよ!
 でも未経験者は、まず契約社員で採用するのが慣例なんだ。
 まずは契約社員で働いてみて、少し経てば社員にするから心配ないよ!』

『君は経験者だね!
 だけど、ウチはネットワーク系の仕事が多いんだ。
 君はソフト開発の経験はあるみたいだけど、ネットワークは未経験だね。
 じゃ、まず契約社員から始めてみないか?
 経験を積んで戦力になれば正社員だよ!』

まぁ、結局、何でもいいから契約社員として採用するわけです。
応募者(特にIT業界未経験者)は『採用されるなら契約社員でもいいや』となってしまうわけです。

私はここまで書いて怒りを覚えます。
『正社員』と言って人を集めておいて『契約社員』として採用して、当然、賞与は無く昇給もほとんどしない。
派遣先の社員が賞与をもらって額面に一喜一憂しているのに、自分は見て見ぬフリをしなければいけない。
それがどれほど悲しいか。


IT業界は、この特定労働者派遣が他の業界に比べて多すぎます。
経験者でもこの手の罠に引っ掛かるのですから、未経験者はカモ同然と言っても過言ではありません。

そこでIT業界に疎い私も調べに調べました。
同僚の仕事の邪魔になろうとも、しつこく質問しました。
そしてある結論に達しました。


たとえ経験者であろうとも、IT業界への転職は1人では限界があります。
転職サイトを見ても見破ることは困難です。
さらに、私自身がそうであるように、『転職という観点からIT業界を分析できる人間が少ない』ということもあります。

結構な時間を使って調べた結果、ここは転職サイトを使うより素直にコーディネーターを使ったほうが良さそうです。
IT業界専門とした人材紹介企業は1社しか見つかりませんでした。
しかし、評判は悪くないようで、特に未経験者に好評のようです。
IT業界専門だけあって求人数が多く(それも未公開求人が多数!)、かなり実績も上げています。


IT業界はメリットも多いですが、デメリットも多いです。
転職サイトよりも人材コーディネーターを使ったほうが失敗する可能性が極端に低くなります。
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*何度も書きましたが、申し込んだらバックレは厳禁です!

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