職歴ほぼ無しの36歳が優良企業からスカウト→転職成功

こんにちは!
ボロは着てても心は錦!
人材コーディネーターのヒロです!!
今日は久しぶりに転職成功例をご紹介します!

名前:田中さん
年齢:36歳
学歴:工業高校卒

田中さんは高校を卒業後、地元の工務店で職人として働いていました。
3年ほど務めた後はフリーターをしていました。
27歳の時、アルバイト先のコンビニで50歳のアルバイトが新人として入ってきました。
バイト仲間の大学生や20代前半の人達は『使えないオッサン』とバカにしていました。
しかし、田中さんは『もしかすると、この人は将来の俺かもしれない…』と不安になりました。
このままアルバイト生活は続けられないと思って転職活動をしますが、長年のフリーター生活のため職歴無しと見なされて正社員として就職はできませんでした。
やっと転職できても、契約社員として採用されて肉体的にキツイ工場へ派遣される(実質的には)派遣会社でした。
最初はそれでも頑張っていましたが、派遣先の年下の正社員より全然安い給料、派遣社員への待遇が不満で1年で退社しました。
その後も採用されるのは派遣会社ばかりで、技術も身に付かないまま生産現場を転々とします。
田中さんは、思い通りに行かない転職活動に疲れ、いつしか転職活動をやめてしまいました。

『今の派遣でも生活に困らないだけの給料はもらえてるんだから、このままでもいいや』

そういう気持ちが強くなり、派遣社員のまま35歳を迎えました。
そんなある日、当ブログを見て『やっぱりもう一度転職活動をやってみるか!』と開き直って転職活動を始めました。
『転職活動はスカウトを受けるのが第一』という当ブログの言葉を信じ、一度登録して全然スカウトが来なかった転職サイトに登録しました。

登録するプロフィールや自己アピールポイントは今までにない無いくらい丁寧に記入しました。
スカウトは何通か来ましたが、派遣会社と外食産業が多く、田中さんの希望とは程遠いものでした。
しかし、中には工場の生産ライン(正社員)やルート営業などもありました。
数年前に同じサイトに登録したときとは明らかにスカウトの量も質も違いました。

田中さんは『定年まで安心して働ける仕事に就く』という観点から、ルート営業を3社、工場を2社を受けることにしました。
ルート営業は1社から内定をもらい、工場の方は1社は1時面接で不採用になりました。
残るはもう1社の工場ですが、ここはそこそこ程度知名度のある製薬会社です。
ルート営業でも就職できればいいと思っていた田中さんですが、給料は製薬会社の生産ラインのほうが断然上です。
ダメ元で面接を受けました。
面接は和やかなムードで進みましたが、面接官の質問は鋭く、後に田中さんは『一番怖い面接だった』と言っていました。

面接で主に聞かれたのは、以下のものです。
・志望動機
・長年フリーターをしていたのはなぜか
・派遣社員として経験したこと

田中さんは、全て正直に答えました。

<志望動機>
自分は工場で生産ラインの経験があり自分に向いている。
御社なら腰を据えてじっくりと仕事に取り組めると思う。

<長年のフリーター生活について>
転職活動をしながらフリーターをしていたが、不景気で転職が思うように進まなかった。
職は選ばなければあったが、歩合制の営業など離職率の高いものばかりだった。
そういう職についてすぐに辞めてしまうくらいなら、フリーターを続けながら自分に合う転職をしたいと思った。

<派遣会社で経験したこと>
転職活動は厳しかったが、フリーターを続けるよりは派遣会社に就職して社会を知ろうと思った。
転々とはしたが、生産ラインでの作業は自分に合っていると知った。
仕事中は常にマニュアルを順守して安全に気を配りながら作業することが第一と思っている。

田中さんの面接での受け答えは決して気の利いいた答えとは言えません。
しかし、嘘をつかず素直な態度が気に入られ、次の面接へ進みました。
次の面接では、今までの仕事内容を素直に答えて終了しました。
私の私見ですが、2次面接は田中さんの今までの仕事内容を聞いて、採用する際にどんな仕事を任せるかの判断したのだと思います。


結果、田中さんは見事に製薬会社の生産工場に内定しました。
年収は月に20時間程度の残業代を入れて480万円ほどです。
現在は入社して4ヶ月目ですが、深い人付き合いも無いのでライン作業に没頭し、大きな心配事もないそうです。


田中さんはこう言いました。
今までは将来のことを心配しながら仕事をしていましたが、その心配がなくなり人並みの収入を得られるようになって心に余裕が出来た。
(派遣社員の頃は)契約の更新の時期になると心配で、同じ派遣の人が契約更新されないでいなくなるのを見て、『次は俺かもしれない』と思っていた。
何よりボーナスがあるのが本当に嬉しい。
今までは派遣先の社員がボーナスの明細票を見せ合っているのを、影から見て文句を言っていたが、今年は自分が何十万のボーマスをもらえると思うと今から何に使うか迷っています。


私は田中さんの成功をこう分析します。

<転職が有利な時期に活動をした>
就職・転職には社会情勢が非常に大きく影響します。
一流大学を出ても就職先がなかった就職氷河期。
大学を出ていなくても一流企業に就職できたバブル期。
こんな不公平なことはありませんが、これはもはや個人ではどうすることもできません。
ネットで社会の悪口を書く前に、『現状、どの選択がベストか?』と常に考える必要があります。
特に今は転職市場が活況です。

<スカウトを利用した>
もう何度も書いていますが、今の転職活動はスカウトを待つのが上策です。
アルバイトでも派遣社員でもいいのでとりあえず働いて毎月給料をもらいながら、転職サイトに登録してスカウトを待つ作戦が一番効率が良いです。
(ダメ元でガンガン応募するのも決して悪くはないですが、効率は悪くなります)
『去年登録したんだけど、スカウト来なかったよ』と言う人がいますが、これは絶対ダメです。
去年と現在とではスカウトしてくる企業が全然違います。
もっと言えば、半年経てばスカウトしてくる企業は大きく変わります。
それほど現在の転職市場は活況です。
転職サイトに登録するプロフィールは丁寧に書き、経歴や経験なども嘘にならない程度に誇張して書きましょう。


転職サイトに一度登録したけど、スカウトこないから辞めたという人が多過ぎです。

最初の1打席でホームランが打てると思っていませんか?
打者の能力を1打席だけで判断することは出来ないはずです。


とにかく、スカウトが豊富です。
登録してプロフィールを丁寧に書いてください。
田中さんが使ったサイトは、リクナビNEXT!

30代後半職歴ほぼ無しからの転職成功例

<Aさんの経歴>
性別:男性
年齢:38歳
住所:神奈川県
学歴:工業系の専門学校卒業
職歴:転職が多く、一番長い職歴でも3年

<Aさんの転職活動>
職を転々として気が付いたら40歳に近くなり、焦り始めたAさんは偶然このブログを知りました。
以前は大手の転職サイトに登録してオファーを待っていましたが、良い条件のオファーはありませんでした。
そこで、中堅の転職サイトに登録したところ、1週間で10件ほどのオファーが届きました。
やはり景気が上向きで人材を求める企業は増えていると思ったAさんは、届いたオファーの中で最も条件の良い中堅メーカーの面接を受けました。

面接では、思ったとおり今までの転職回数の多さと職歴の短さを突っ込まれてしまいます。
しかし下手に飾らず、今までの状況を正直に話しました。
景気が悪く、正社員として働いても激務薄給で体を壊す前に退職したこと。
派遣社員として働いても、決して高くない希望にも届かない待遇。
自分は決して短気で転職回数が多いわけでないことを話しました。
面接官の反応はイマイチで、これは不採用と思っていたところ、何と次の面接に進むことが決まりました。

Aさん本人は「正直に話して、ここで働きたいという熱意が伝わった」と言っていました。
次は部長や課長など面接では、今までの職務内容を主に聞かれました。
どんなことをやってきて、Aさんには何が出来るか、何が得意かを聞かれました。
Aさんは、工場などで働いてきたのでモノ作りの最前線を知っています。
○○工場ではXという部品を作っていて、その時の自分の仕事や感じたことを正直に話しました。
派遣工員なので深い話しは出来ませんが、それでも一人の工員としての目線で感じたことを話しました。
特にチームワークを大切にして、作業は一人でやるものであっても、工場は皆で働く場所であるからチームワークを良くする事の大切さだと言いました。
その結果、部長からは「貴方は管理職ではなく、現場のリーダーになれる人材だ」という評価を得て、その場で内定をもらいました。

その後の話し合いにより、Aさんは工場の資材の発注・管理を行う資材部に配属が決まりました。
月給は25万円でボーナスは年間4ヶ月なので、年収は400万円です。
さらに残業代が全額支給なので年収は450万円ほどになります。
Aさんは入社して4ヶ月になりますが、「今までの会社で最高の待遇だ」と言っています。
「あのときに、転職活動をして良かった」と胸を撫で下ろしています。


<Bさんの経歴>
性別:男性
年齢:36歳
学歴:工業高校卒業
職歴:転々としながらも、現在は派遣で工場勤務

Bさんは工場高校を卒業後現場で職人をしたり、派遣工員をしながら過ごしてきました。
現在は派遣社員で工場に勤めています。
給料は悪くありませんが、景気が悪くなると一番先に契約を切られてしまうリスクがあります。
現にBさんが働く工場では派遣社員の契約終了がありました。

これ以上年齢を重ねる前に何とか正社員になろうとして、転職サイトに登録をしました。
希望していた生産管理の仕事のオファーは3件ほどありましたが、残念ながら面接で不採用になってしまいました。
残りのオファーは営業が多く、人付き合いが得意ではないBさんは悩みました。
派遣社員でいても未来は無いとう結論に達し、、決意を新たにして転職活動を続けました。

しかし、オファーは営業職が多く、Bさんは悩みました。
営業は人付き合いが上手くてナンボという先入観がありました。
ここでBさんは営業職というものを徹底して調べました。
調べれば調べるほどBさんは勝手な先入観に捕らわれていたことを思い知りました。
営業職でもコミュニケーション力がモノを言うのは訪問販売や新規開拓などです。
ルート営業はコミュニケーション力で仕事を取ることが目的ではありません。
いつもの顧客を相手に丁寧でミスをしないことが求められます。
オファーが来た営業職の約半数がルート営業でした。
Bさんはルート営業のオファーに絞って徹底的に企業の研究を行いました。
そして生産機器を扱うメーカーの面接を受けることになりました。
工場で働いてきたBさんは、(実際は大した仕事をしていなくても)御社なら自分の経験が生かせると自信を持って答えました。
結果、内定を勝ち取りました。

気になる仕事内容は、契約している工場を1日に数件回り納入した機器の調子を聞いたり、細かい部品などを納品する内容です。
転職をしたBさんは次のように言いました。

「正直に言えば、日本語が話せれば誰でも出来る仕事。
 お客さんの話を聞いて、日報を書いて1日が終わる
 技術的なことを聞かれたら、会社の技術部の技術者を連れてくれば対応してくれる。
 飛び込み営業じゃないので、お客さんも暖かく迎えてくれるからストレスは感じない。
 営業はコミュニケーション力が必要で辛い仕事という先入観を捨てて良かった。
 この仕事なら一生続けられる。」

さらに、Bさんはもうすぐ夏のボーナスがもらえます。
一度も正社員になったことの無いBさんは、36歳にして始めてボーナスをもらえます。
無理にお願いして、夏のボーナスの額を聞かせてもらいました。
ここには書かない約束なので書きませんが…私が想像していたより約1.8倍ほど多かったです。


AさんもBさんも長く続けられる仕事に就けたことは、このブログを書いた甲斐があったというものです。
ご本人とご家族が一番嬉しいと思いますが、私もそれに負けないくらい嬉しいです。

この2人が利用した転職サイトは中堅転職サイトの『人材バンクネット』です。
失礼ながら超大手の転職サイトよりも、求人のハードルが低く、さらに優良求人が多い人材バンクネットの方が適切と判断してアドバイスしました。


株高、円安で企業は人材採用に積極的です。
特に非正規雇用者を正社員として採用する企業が増えています。
このままずっと派遣社員を続けますか?
このままずっと契約社員を続けますか?
このままずっとフリーターを続けますか?

例え不採用でも死ぬわけではありません。
採用されるまで面接を受けましょう。

正社員採用のハードルは昔よりもずっと下がっています。
登録してみれば、きっと企業からオファーが来ます!
色々と言いたいですが、まず登録してみれば理解できると思います。
今回紹介した2人が使った『人材バンクネット』


転職成功者 2人目:佐藤さんの場合(メーカー:品質管理職)

こんにちは!
雨ニモ負ケズ風ニモ負ケズ…人材コーディネーターのヒロです!
今日は当ブログを読んでリクナビNEXTで就職活動を成功させた佐藤さん(仮名)について書きます。

佐藤さんのプロフィール
・35歳男性
・資格は運転免許、危険物取扱者乙4種
・名前を書けば合格できる普通科の高校(本人談)卒業
・卒業後は25までフリーター(主にガソリンスタンド)
・26歳の時に派遣工員になり30歳まで複数の工場を渡り歩く
・30歳になりそろそろ正社員になろうと思い、地元の企業に営業職に就く
・しかしサービス残業が横行するワンマン社長のブラック企業で2年で退社
・その後は35歳まで派遣工員と無職とフリーターの繰り返し

そんな佐藤さんがメーカー(大手)の品質管理や手配をするホワイトカラー職(大雑把ですが、特定を防ぐためです)に就職が決まりました。
佐藤さんが働くことになった企業は柔軟な発想で知られ、その業界では知らない人はいないくらいです。
おそらく採用も肩書きや経歴ではなく、人物重視の採用をされているのでしょう。

私は実際に佐藤さんとお会いしました。
本人も言っていましたが、人と接するのは得意ではなく面接が苦手なタイプです。
しかし丁寧な職務経歴書が評価されて、面接では佐藤さんの返答を好意的に解釈してくれたようです。


今回、佐藤さんが内定を勝ち取った秘訣は上記の通り、丁寧な職務経歴書です。
具体的にどういう職務経歴書が良いかと言うと…ここで書くよりはネットで探してみてください。
ネットで探せば非常に丁寧で分かりやすい職務経歴書の書き方を開設しているサイトは多いです。

さて、ここまで書いて『職務経歴書を提出する前に応募したら落とされるんだよ!』って思った人はいませんか?
先生は怒らないから正直に手を挙げてください。
『応募したら職務経歴書を提出する前に落とされる』と思った人は、転職サイトを使っていない人です。
転職サイトは基本的に登録すると、サイトから履歴書と職務経歴書を記入します。


ここで入力する履歴書と職務経歴書は超重要です!


何故なら企業はここで入力した履歴書と職務経歴書を重視するからです。
さらに、リクナビNEXTでは企業がスカウトメールを出すときも、履歴書と職務経歴書をを重視します。


間違っても、
『履歴書と職務経歴書は面接のときでいいや』
と思ってはいけません。


何度も書きますが今年は就職・転職の絶好機です。
特にメーカーは正社員を募集に注力しています。


例え、応募しなくてもリクナビNEXTに登録して履歴書と職務経歴書を丁寧に書くだけで企業からのスカウトメールが多数来る場合があります。
それは登録した履歴書と職務経歴書が丁寧に書かれている証拠です。


非公開でスカウトメールを送る企業が増えています。
本当に今年がチャンスです!
リクナビNEXT↓


転職成功分析 1人目

あけましておめでとうございます。
人材コーディネーターのヒロです。
今年もよろしくお願いいたします。

さて、前回の記事で紹介しました転職成功者の鈴木さんが何故転職に成功できたかを書きます。
まず大前提として時期が良かったということです。
鈴木さんが転職活動をしたのは衆議院解散を発表してからすぐでした。
株価は上がり円安になりました。
企業にとっては勝負どころです。
そこで体力がある程度ある企業は仕事が増えるのを見越して求人を出します。
そこにグッドタイミングで鈴木さんが飛び込んだのです。

次に、鈴木さんには正社員として働いた経験は無くとも、派遣とはいえ工場でモノづくりの経験があります。
企業は工場でモノづくりを多少でも知っているという経歴を買いました。

つまり、『企業は派遣工員でも職歴としてみなした』と言っても過言はありません。

これは非常に大切です。絶対に忘れないでください。
2chでは、『派遣は職歴にならない』という書き込みがあります。
もちろんそういう企業は存在します。
しかし、そうでない企業も存在するのです。


鈴木さんは面接でのアピールが上手でした。
これも内定の決め手になりました。
自分が派遣工員になったきっかけを話し、そこで見たことや実際にやったことを話しています。
その上で、自分はモノづくりが好きだから腰を据えてじっくり働きたいとヤル気をアピールしています。
また、企業も意地悪な質問をする面接ではなく、相手の良いところを聞き出すような非常に良い面接をすると思いました。


最後の今回の鈴木さんの一連の就職活動を通して感じたことは、鈴木さんには行動力があったということです。
『何とか正社員になるんだ!』という意気込みが無ければ、こういった行動はできません。
また今から就職活動をする人には、鈴木さんが面接に辿り着くまでに書類選考で不採用を何度ももらい、それでも諦めず行動したことを忘れないで欲しいと思います。

このブログを読んでくれた人の中で1人でも多く鈴木さんのような人が出てきてくれることを切に願っております。

では、最後にもう1度書きます。
転職に必要なものは何でしょうか?
それは、何度不採用になっても折れない心を持って気後れすることなく求人に応募することです。



・・・。
では、ここで情報を1つ書きます。
政権交代が起こり、景気が回復しつつあります。
それに伴って求人が増えています。
これから独自の情報網を使って確認を取るつもりですが、特にリクナビNEXTの非公開求人が増えています。
登録だけしておいてオファーが来るのを待つという作戦が有効です。
この情報が本当ならば、年明けに相当大きな動きが出るでしょう。
つまり、リクナビNEXTさんに1月中に登録しておけば、有利に転職活動を行えます。

リクナビNEXTの登録は↓からできます。

転職成功者 1人目:鈴木さんの場合(生産管理職)

こんにちは!
サンタさんは必ず来てくれると信じている人材コーディネーターのヒロです!

ちょっと更新が滞ってしまいました。
理由は、ある方にお話しを伺っていたからです。
その方とは、当ブログを読んで見事就職に成功された方です。
仮に鈴木さんとします。

まず、鈴木さんの簡単なプロフィールと経歴を紹介します。
・32歳男性
・資格は運転免許のみ
・普通高校卒業後、5年間ほどフリーターしたり無職だったり
・その後、派遣でライン工などを転々とする
・景気が悪くなり派遣契約が打ち切られ、フリーターになる
・今年の11月に当ブログを見て転職活動開始
・12月中旬に内定
・内定先は大手のグループ企業で職種は生産管理(事務メイン)

鈴木さんは正社員経験がゼロです。
世間では『職歴無し』と言われてしまうかもしれません。
しかし、面接では鈴木さんは派遣ライン工として働いたことを評価されました。
『フリーター期間が長くてもバイトをしていたのなら評価される場合もあります』と2010年10月10日の記事に書きました。
バイトであっても派遣であっても一定の期間働いて、そこから得たことを面接できちんと話せれば評価してくれる企業は少なくないはずです。
何をどう評価するかはその企業によって全然違うのですから。


では、鈴木さんの就職活動をご紹介します。
今年11月の初頭に当ブログを読んで、就職活動を開始しました。
転職サイトに登録し、営業や事務の求人に応募をしました。
最初に応募した企業は約20社です。
そのうち、書類選考に残り面接に呼ばれたのは営業職を募集していた1社(A社とします)だけでした。
(私は20社応募して面接が1社なら大健闘と思います)

面接では『なぜ今まで正社員にならなかったのか?』というお決まりの質問を受けます。
鈴木さんは正直に『当初は派遣社員でも給料が良くて特に気にしなかった。しかし、自分のやりたいことや適正を考えて正社員として御社を志望した』と答えます。
働く意気込みや志望動機を聞かれた際には『責任を持って仕事に臨みゼロからのスタートを自覚して御社で働きたい』とやる気をアピールします。
そして『御社の募集内容にこう書いてあった。私ならばその条件に叶うはず』と自信たっぷりに言います。
鈴木さん本人も虚勢と言っていましたが、虚勢を張るのも実力のうちです。
見事面接を突破し、最終の役員面接に進みます。
この企業は手堅い経営をする企業で、多方面に取引先を持っています。
決して誰でも入れるブラック企業ではありません。
ただ、給料がちょっと相場より安いのがネックですが…。

11月も下旬になる頃、鈴木さんに転職サイトから1通のメールが届きます。
大手グループ企業のB社からのスカウトメールでした。
工場の生産管理職を急募していて、工員経験がある鈴木さんに是非面接に来て欲しいという内容でした。
鈴木さんの気持ちはA社の営業よりもB社の生産管理に傾きました。
何としてもB社の試験を受けたいと思います。
しかし、先ほどの会社の最終面接まであと数日です。

『A社から内定をもらった場合、B社の結果が出るまで待ってくれるだろうか…?』

ここで鈴木さんは迅速に行動します。
まずB社に電話をして、正直に話します。
『もう他社の最終面談がある。でも出来れば御社の試験も受けたい。可能ならできるだけ早く面接して欲しい』

こう言われて悪い気がする企業はありません。
次の日の夜に急遽面接が決定しました。
製造部の部長と1対1の面接が始まります。

最初に聞かれるのはやはり『なぜ今まで正社員として就職をしなかったのか』です。
ここでも鈴木さんはA社と同様のことをちょっとアレンジを加えて正直に答えます。
・不景気で仕事が無かったのでバイトで生活をしていた
・その後、モノ造りが好きなので派遣工員になった
・モノ造りは楽しかったが、工場の減産で失業した
・自分はモノ造りの現場で腰を据えて働きたい
A社の時に比べて『モノ造りは楽しかった』というフレーズを使います。

和やかな雰囲気で面接は続きます。
次の質問は派遣工員時代の経験です。
『内容は○○という製品の××の部分を作っていた。こういう技術が身に付いた。こういう苦労があった。もっとこういう作業がしたかった』など。
部長は『やっぱり生産管理は君のような現場を知らないとできないよね』と好意的です。
翌日の午前中に1次面接通過の連絡が来ました。
次は工場長を含む幹部との最終面接です。

最終面接では、生産管理の仕事に就いた場合にどういう姿勢で臨むかなど形式的な質問がされました。
こういった形式的な質問の場合は無難な答えをすればまず大丈夫です。
そして最後に工場長から、もし内定を出たら承諾してもらえるかを聞かれました。
入社への意思確認です。
もちろん、内定をもらえるならすぐに承諾するし、早く働きたいと申し出ます。
工場長はそれに満足したように頷き、面接が終わりました。

翌日、見事B社から内定の連絡を受けました。
初勤務は年明けの1月からにきまりました。


鈴木さんの行動力に敬服し、心よりお喜びを申し上げます。
B社での活躍をお祈りしております。

次回は鈴木さんの成功の要因を私なりに分析した結果を書きます。


鈴木さんが利用した転職サイトは『人材バンク』でした。
非公開求人が多く、職歴などを重視しない企業が多いのが特徴です。
年末~年明けは採用の大チャンスです。